スーツ姿のサラリーマンがリュックを背負い通勤する姿がすっかり定着しました。
スーツに手提げバッグが定番だった時代と違って、子供から高齢者までリュックを使っています。
現在サラリーマンが愛用しているリュックは「ビジネスリュック」と呼ばれ、日本発の商品です。
カラフルでナイロンが柔らかくて丸みがある従来のものと違って、黒やグレーなどの地味な色が主流で四角い形をしています。
「ブリーフケース(書類バッグ)」「肩掛け」「リュック」の3用途に使えると発売されたのが1990年頃で、2011年の東日本大震災を機に、重い荷物を背負え、自転車通勤にも便利なリュックの人気に火が付きました。
ある大手メーカーは11年と比べてビジネス用の販売高が約5倍増加しました。
原発停止で電気を節約する官庁や企業が「スーパークールビズ」を導入し、服装がカジュアル化しました。
さらにスマートフォンの使用に両手が使えるとあって、売り上げを後押ししたと言われています。
ですが最近、リュックに関するマナーが問題になっています。
後ろの人にぶつかったり、通行を邪魔したり、、、。
本年度の私鉄協会の迷惑行為調査で、常連の「酔っ払い」を引き離し「荷物の持ち方・置き方」が初めて1位になりました。
県内の朝のラッシュ時、混み合うバスの中で、他の乗客に迷惑をかけないようにリュックを足元に下ろす男子学生を見ました。
スマホとにらめっこで自分の世界に閉じこもりがちな時代、その光景に心が和みました。
周囲への気遣いを大切にしたいですね。
塗装に興味はあるけど何からはじめたらいいの?うちに塗装は必要?